難しい計算を筆算でやろうとしているのに、その筆算のために暗算を鍛えろとは矛盾ではないか。確かに一見矛盾したタイトルです。でも、□□×□=□□、□□×□=□□□ の2種類の暗算を鍛えていない子は、わり算の立てる数を見つけるのが苦手です。鍛えるべし。その話です。
従来のわり算の「立てる数」の見つけ方は手間がかかり過ぎ
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2 | 4 | ) | 9 | 3 | 8 |
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4 | ||||||
2 | 4 | ) | 9 | 3 | 8 | |
9 | 6 | |||||
× |
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3 | ||||||
2 | 4 | ) | 9 | 3 | 8 | |
7 | 2 | |||||
2 | 1 |
このように学校では指導します。24の2と93の9から立てる数を4と見当つけます。その4が大き過ぎたら1つずつ小さくし、探していきます。一気に小さくすると正解を通り越す恐れがあるので、1つずつが鉄則です。
□□×□=□□ の暗算で「立てる数」を瞬時に見つける
上のやり方は面倒ですね。もし □□×□=□□ のタイプの暗算を鍛えていれば、瞬時に \(24 \times 4 = 96\) と分かり、引き算まで行かずとも立てる数が大きすぎると気づけます。そしてすぐに修正もできます。
□□×□=□□ を訓練できる環境さえあれば、立てる数の指導で頭を悩ます必要はなくなるでしょう。次のソフトでその環境が提供できます。
ある程度習熟したら、次の筆算ソフトで実践です。
□□×□=□□□ の暗算で「立てる数」を容易に見つける
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7 | 8 | ) | 4 | 5 | 9 | 3 |
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6 | ||||||
7 | 8 | ) | 4 | 5 | 9 | 3 |
4 | 6 | 8 | ||||
? | 1 |
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5 | ||||||
7 | 8 | ) | 4 | 5 | 9 | 3 |
3 | 9 | 0 | ||||
6 | 9 |
今度は少し難しい筆算です。78の7と459の45から「立てる数」を6と見当つけます。その6が大き過ぎたら1つずつ小さくし、探していきます…
やはり面倒ですね。▢▢×□=□□□ のタイプの暗算を鍛えていれば、瞬時に \(78 \times 6 = 468\) と分かり、すぐに修正もできます。
次のソフトで鍛えられます。
ある程度習熟したら、次の筆算ソフトで実践です。
□□×□=□□、□□×□=□□□ の暗算は自分で鍛えるしかない
これまでの塾の生徒たちを見ても、▢▢×□=□□ や ▢▢×□=□□□ の暗算が学校で鍛えられている様子はありません。おそらくこのタイプは筆算でということなのでしょう。生徒が自分で身につけるしかありません。意外に盲点なのです。あなたが小学生なら、今日からでも鍛えましょう。
あなたが小学生の親御さんなら、ぜひこのタイプの暗算を鍛えてあげてください。
あなたが塾の先生なら、失礼、もう気づいておられるでしょう。
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