友達について【200字作文】

200字作文

 小学生の頃の校庭に、二人が両側にぶら下がり、回って遊ぶシーソーがあった。放課後友達とぶら下がっていると、上級生がきて回してやるという。最初は心地よかった二人もやがて強い遠心力で体は水平に。顔が苦痛でゆがむ。手を離そうにも自分が手を離せば相手は地面に激突だ。相手が先に離せば自分が激突だ。友達をどこまで信頼できるか悩んでいる私の目に、こらえ切れず手を離す友達の姿が。その瞬間私も手を離し地面に降りた。(2010/6/14 作)

【自身のコメント】「ぶら下がり式シーソー」と呼ぶらしいですが、昭和時代には校庭にも怖い遊具がありました。「友達について」の結論は字数制限のため書けませんでしたが、どう読み取るかは読者の判断にまかせます。

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