このサイトの算数ソフトで計算練習を続けていると、最高点順位表のトップ50になった辺りで、生徒から学校でも計算スピードが評判になっているという報告を受け始めます。それまで少なくとも1年はかかります。その実情を語ります。
継続は力なり
継続は力なりです。練習の回数をこなすことが重要です。
暗算たし算 □+□=□□ をクリックしてみてください。最高点順位表が、パソコンの右側サイドバーに表示されます。(スマホなら下のメニューのサイドバーもクリック)
当塾の実際の順位表です。上位者の「回数」を見てもらうと、挑戦した回数がわかります。
回数の少ない者もいますが、それは、もともと優秀だったか、順位争いで平均を下げたくなくて途中で「中止」したのが理由です。
進化グラフは段差グラフと心得よ
諦めずに練習を継続させるため、生徒たちに次の図を見せます。
計算力の上達は、右上がりの直線でなく、停滞期の続く階段グラフになると伝えます。
比例直線では、生徒にプレッシャーがかかり過ぎます。
焦らさず、自己新記録では本気で褒め、折を見て階段グラフに言及するのが継続させるコツです。
私がよく口にするアドバイス
停滞しているのは進化の前触れ。気にしない
夜は、明ける前が一番暗いじゃないか
偶然も進化するための大切な要素
訓練を重ねていると、偶然にスコアがぐっと伸びることがあります。
ランダムでパソコンに問題を作らせている以上、簡単な問題が続くことはあり得ます。
たとえ偶然だったとしても、これはむしろチャンスと考えるべきです。教師が本気で喜んでやれば、生徒はその気になります。自分の実力と思わせた方がプラスに働きます。
トップ50になり、学校でも注目を浴び始めるのは1年後
トップ100になると、生徒は自信を持ち始め、自分で歩き出します。
トップ50になり、生徒から学校でも注目を浴びているという報告を受け始めるのが、だいたい1年後です。トップ50まで少なくとも1年はかかるというのが経験上の感覚です。
順位を基準にするのが不安な場合は、スコア1000点以上を基準にしてください。スコア1000点以上だと間違いなく学校の注目の的です。過去の経験から、そう判定できるようプログラミングしました。
トップ10は頭使ったら負けの世界
トップ10の生徒を見ていると、次から次へと一瞬でテンキーをたたき答えを出していきます。あまりの素早さに、感覚の世界かと錯覚します。
トップ10は頭を使ったら負けの世界です。
批判を恐れず言えば、個人的には、右脳全開の世界だと思っています。
生徒が成功したら、次は教師側の意識革命が必要
生徒が成功を収めたら、あとは教師側に問題が残されます。
成功の現場を目にした以上、教師は本気で「子供はやればできる」を教育方針にすべきです。
それが次のトップ10を生み出します。
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