夏休みの早朝、小学生が広場に集まりラジオ体操をする光景は今も昔も変わらない。私も子供の頃、眠い目をこすり毎日広場に出かけた。体操が終わり出席のハンコをもらう頃には、昼間の暑さを予感させる太陽が顔を出している。早朝の涼しさはすでに蒸し暑さにかわり、蝉の鳴き声も激しさを増す。遊び仲間は今日の予定を話し合い、朝食が待つそれぞれの家庭にもどっていく。帰りの足どりは友達と交わした遊びの約束で軽やかだった。(2010/8/04 作)
【自身のコメント】小学生の頃の夏休みの早朝のイメージを書きました。ラジオ体操で目が覚め、蝉の鳴き声で夏の暑さへの心構えのスイッチが入ったように思います。
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