白い馬車【200字作文】

200字作文

 小学生の頃、ある晴れた秋の日の帰り道、収穫が終わった田んぼに友達と寝っ転がっていた。二人で空を見上げ、おもしろい形の雲を見つけ合っていた。最初に私が馬車を見つけ、友達は何かの動物を見つけた。雲は時間とともに形を変えるので、次々と新しい形が見つかった。でも不思議と馬車は、形を変えず移動するだけだった。その存在を知るのは二人だけ。その二人を乗せた白い馬車は、暮れかかる秋の青空を悠然と横切っていった。(2010/8/11 作)

【自身のコメント】実話をもとに、夢のある作品を書こうと思いました。

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